化粧品の安全性を守る「美しい水」
化粧品の安全性は、製造体制ともに、原料の安全性にあります。
室戸・海洋深層水は、陸(人為的)からの汚染物質が少ない環境にあり、極めて清浄性が高いことが特徴です。
取水ターミナルである高知県海洋深層水研究所では、定期的な検査を実施し、水質管理を徹底しており、
化粧品原料はもちろん、食品原料としても安全に使用することができます。
自社では、毎日の検査(電気伝導度・PH)、週一回の検査(生菌数検査)を行って原料の品質を管理しています。
胎児を守り、育む羊水に近い成分
海洋深層水の化粧品利用について注目されるのは、その成分が羊水に非常に近いことです。
(古代の海水は羊水と同じ成分であったと言われています。)
1〜2ヵ月の胎児は、肺呼吸ではなく水中でエラ呼吸をし、羊水の中で細胞膜の浸透圧を利用して、
新陳代謝を行っています。いわば、海水に浮かんで、海水から栄養をとり、
海水中に老廃物を排泄して生きている単細胞生物と全く同じである訳です。
このように、深層水が肌への浸透性に優れているのは、羊水に近いことが理由であるといわれています。
Na | Mg | K | Ca | Ph | 硬度 | |
---|---|---|---|---|---|---|
深層水 | 11000 | 1270 | 407 | 421 | 7.9 | 6260 |
羊水 | 14080 | 102 | 952 | 358 | 7〜8.5 | 1313 |
脱塩水 | 18.54 | 0.6 | 0.8 | 0.3 | 6.5 | 3.2 |
精製水 | 検出せず | 検出せず | 検出せず | 検出せず | 7.1 | 0 |
精製水:日本薬局方精製水(JIS K0557 クラスA2)
肌への素早い浸透性、理想的なPH値
化粧品原料として使用する海洋深層水脱塩水は、肌の一般的なPH 4.5〜6.5に近い値となっています。
※当社で管理するPH値 6.53(1999年〜2006年度平均値)
皮膚は弱酸性であることによって、正常な肌を保つための役割を果たします。
皮膚の表面がアルカリ性に傾くと、肌は乾燥し、抵抗力が弱くなって肌荒れやかぶれを生じやすくなります。
一方、酸性肌は、肌が脂っぽくなり、ニキビや吹き出物の原因となります。
肌に近いPH値にあり、また、浸透スピードの速い海洋深層水脱塩水は、肌を本来の正常な状態へと導く水であると言えます。
成長補助機能線維細胞
線維芽細胞は、真皮成分(コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸など)を産生しています。
そして、産生したコラーゲンをコラーゲン線維さらにはコラーゲン線維束とし、真皮の構造を作ることが知られています。
コラーゲン線維がしっかりとした格子状の構造を構築することで、肌のハリ・弾力が保たれていると考えられています。
海洋深層水に含まれるミネラルはこの線維芽細胞増殖に効果があると確認されつつあります。
肌への馴染みのよい感触
毎日使用する化粧品は、その感触、使用実感も大切な要素です。
室戸海洋深層水の特性把握および機能解明(科学技術庁地域先導研究:平成10年〜12年)で発表された美容液の官能実験調査では、
下記のような結果が示されています。